同窓会 会長挨拶
同窓会 会長挨拶
国際鍼灸専門学校同窓会会長
粕谷大智
(昭和61年本科卒)
現職:新潟医療福祉大学
リハビリテーション学部鍼灸健康学科・学科長・教授
私は、以前より卒業生のためにやってみたい企画が2つありました。
1つは、卒業生のための卒後教育です。
本学校は創立60年以上と歴史と実績がある伝統校です。今までに約6,000人の卒業生を輩出し、卒業生は地域医療やスポーツ、医療機関、大学講師など、それぞれの領域で活躍しています。私は以前から卒業生の活動を若い卒業生や在校生に知ってもらいたい、そして先輩・後輩の繋がりを強め報交換の場を提供したい。また、卒後教育の場も設けたいと思っていました。
こんなに全国で活躍している卒業生がいる学校はなかなかありません。
そんな卒業生に協力してもらい、卒業生対象の研修会「生涯研修・教育 2年間のadvanceコース」をスタートしました。このコースは卒業生のスキルアップを目的とし、臨床力やCOMMON DISEASEへの対応を確実に身につける研修会として、月1回で2年間(20回)、臨床で扱うことが多い疾患や症状、美容鍼灸や訪問マッサージ、療養費の取り扱いや治療院経営など、幅広い内容で企画。主に各領域で活躍している卒業生を講師として招聘し、最新の情報と実技指導を行うもので、すでに、今年度より第二期がスタートし、毎回、熱気に溢れた研修を行っています。
学生時代に学んだ教室で、卒業後に再び同じ教室で学ぶことは新鮮で楽しいようです。
全国に鍼灸の養成学校は60校ほどありますが、このような2年間に渡る卒後研修などを行っている学校は皆無です。“継続は力なり”ですのでバージョンアップしながら卒後教育制度は続けていきたいと考えています。
2つめは、学校の活性化です。実は卒業生の活動は学生の入学者の増加にも関係してきます。現在、鬼木だけでなく、どの養成学校も入学者の激減で定員を満たしていない学校が多いのが現状です。理由は色々ありますが、卒後の就職や活躍する場のイメージが湧かない、特に高校生は鍼灸を知らないし、はりきゅうの免許を取得後、どこでどんな仕事が出来るのか?ちゃんと生活出来る収入を確保出来るのか?入学金や授業料を出す保護者からみれば、就職や収入の心配は当たり前の疑問です。
学校のHPで同窓会の活動や卒業生の活躍などが紹介されることで、卒後も面倒を見てくれる、求人など就職の情報もあるなどは、大変大切なことで、同窓会の充実=入学者の増加は関係が深いです。
以上、長くなりましたが、これからも同窓会の充実を図っていく所存です。皆さまのご協力無くしては同窓会の発展はありません。よろしくお願いいたします。